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事例紹介

高速で全数検査を実現!【微小電子パーツ自動外観検査装置】

某日、ある展示会に出展していると、弊社が展示していた自動装置をご覧になられたお客様より「微小ゴム製電子パーツの外観自動検査装置を開発したい。色々なメーカーに相談したが、タクトタイムと設置スペースに合致した提案が出てこなくて困っている。ぜひ良いアイデアを提案してもらえないか」とのご相談をいただき、本装置の開発がスタートしました。

 

従来、お客様の工場では、検査員が微小なパーツを一つ一つ手に取り、時にはピンセットでつまんでルーペで拡大して異常箇所を目視検査していました。長時間の検査作業において、細心の注意をはらいながら異常箇所を目視検査する作業は検査員の心身ともに大きな負担となります。また、複数人で検査を行うことで、検査員同士の密な空間が出来てしまう問題がありました。しかも、心身ともに疲労が蓄積し、人的要因による検査ミスも起きてしまうことがしばしばありました。

そこで、お客様は検査工程を自動化することを計画したのです。しかし、検査工程の自動化において、いくつかの問題がありました。

 

①キズ・汚れ・破れ・寸法検査など、複数の検査項目を実施し、かつ、作業スペースが限られるためにコンパクトな装置に仕上げないといけない。

②複数の作業者にて検査していた複数の項目をタクトタイムを落とさずに全数検査を行わないといけない。

③ワークが非常に小さく、破れやすい製品の為、ワークのハンドリングはソフトにおこなわなければならない。

④大量の製品を検査する検査員に、複雑な操作は受け入れられない。

 

などなど、解決しないといけない課題がいくつもあり、お客様は「何か良いアイデアやヒントが無いか」と、展示会を見学に来られていたのです。そこで出会ったのが弊社が展示していた自動配線加工のデモ装置でした。カメラとロボットを組合せ、細く柔らかい電線をスムーズにハンドリングし、圧着端子の小さい穴に確実に通すデモンストレーションをご覧になられ、弊社に可能性を感じて下さったのです。

 

上記の課題を具現化するために、お客様とウェブ会議を活用して検討を重ねました。まず最初に考えたのが、限られたスペースで複数の検査工程を高速に行うためにどうしたら良いのか。ワークは微小で破れやすいために、高速でありながらソフトにハンドリングしなければならないという制約でした。

そこで、回転式テーブルにワークをセットし、各検査工程を進んでいく、インデックス方式を採用しました。

回転式のインデックステーブルにワークをセットし工程を進んでいくため、ワークのピッキングを最小限に抑え、高速に後工程へと送ることを実現したのです。しかも各工程が円弧上に並んでいるため装置のサイズもコンパクトに納めることができたのです。

操作性もワークをセットしたらセンサーを遮光するだけで検査を開始する仕組みにして、煩雑なボタン操作を極力減らした、作業者に優しいインターフェースとしました。

今まで、複数の検査項目を複数の作業者で行っていた工程が、ワークのセットを一人の作業者が行うのみとなり、検査に関わる人員を減らすことで、コスト削減にも貢献。作業者の疲労や技量に左右されることがないので、検査ミスもなくなり、全数検査を実現したことで高い品質保証にもつながり、納入先からの評価も上がり売上アップにもつながりました。また、1,200個/時での高速検査を可能にしたことで生産性アップにも寄与し、収益性改善も実現したのです。

 

いくつも喜びと満足をお客様に感じて頂いた【微小ゴム製電子パーツ自動外観検査装置】の動画を是非ご覧ください。

 

お客様の『困った』を解決し、『喜びと満足』を実現する弊社に是非ご相談下さい。
一つの解決で様々な喜びをご提供させて頂きます。

※本動画は、納入先のお客様のご協力・ご理解により、公開させて頂いております。

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