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事例紹介

非破壊検査の実現と自動化

状況

最近注目の技術「異種接合」、CFRPとアルミを接合し、CFRPの軽さと強度、アルミの低コストという両素材の長所のみを併せ持つ素材です。ここで問題となるのが“接合技術”です。

様々な技術・工法が研究されていますが、問題は正常に接合されているのか、外からは中の状態が見えないので判りません。そのため、製造したものの中から無作為に数個〜数十個抜き取って、接合部分を破壊し、どのように接合されていたかを検査します。これは破壊検査と呼ばれます。破壊するため製品としてはもう出荷できません。

破壊検査後は廃棄するしかないので製品単価によってはコストを圧迫します。そもそも全数検査ではないため、「抜き取った数個が大丈夫なら残りの大多数も大丈夫だろう」という考え方です。信頼性という意味では全数検査には到底かないません。

そんな背景をもとに、製造工法の変更を機に検査も破壊から非破壊での全数検査を導入したいが方法が無い。製品単価が高く破壊分の費用累計が目立ち、非破壊検査の実施が不可欠であるとの課題がありました。

提案

そこで、私達へ御声かけをいただき、真に追及すべき目的と目標(ゴール)を明確にすべく打合せを重ねました。単に破壊検査から非破壊検査というだけではなく、全数検査も実施して品質価値を高めるご提案を行いました。

非破壊検査での自動装置の出番です。何でも検査できる万能な検査装置とはいきませんので、あらゆるものの非破壊検査が可能ですとは言えませんが、一部の業界では検査可能な範囲や使い方で導入されています。

非破壊なので全数検査が可能です。そのため不良品の流出を防ぎ、品質価値を高めることができます。使い方によっては、生産工程の上流部で不具合を発見できるため、歩留まりの改善や後工程での無駄な作業を省くことも可能です。

また、接合や接着で問題になる“強度”についても、お客様と共同で導入前のサンプル計測テストを行い、得られたデータと強度の相関について徹底的に検証を行い、納得された状態でお引き渡しました。

これにより、製品破壊の損失を抑えるだけではなく、不良品の流出が無くなり品質保証にもつながりました。また、先にも述べた通り生産工程の上流部で不具合を発見でき歩留まりの改善や後工程での無駄な作業を省くことで生産量も安定し、納入先からの信頼を得て、売上を伸ばすことに成功したのです。

品質向上、生産性アップ、コストダウン、売上向上と一台で何役にもなるのが、非破壊での自動検査による全数検査なのです。

 

ポイント

品質の
信頼性アップ

◎破壊検査から非破壊検査となることで、全数検査が可能になります。今までの抜き取り検査での品質の担保から全数検査での品質の担保に変わり、お客様からの評価は格段に上がります。

◎非破壊なので全数検査が可能となり、不良品の流出を防ぐことが可能となります。全数検査することでの品質に対する信頼性アップにより、他社製品との差別化も図ることが可能となり、納入先からもより高い価値を認めていただけるようになるのです。


生産性増大

◎非破壊なので全数検査が可能となり、生産工程の上流部で不具合を発見できるため、歩留まりの改善や後工程での無駄な作業を省くことも可能です。自動化を導入することで安定した生産計画が可能となります。自動化で各工程の無駄を省くことができ、無駄が無くなった分、生産性が上がるのです。

◎抜き取りでの破壊検査をする必要がなくなるため、自動的に生産ラインを稼働し続けることが出来るため、効率の良い生産ラインの構築が可能になります。また、破壊する必要が無いということは、生産した製品を全て出荷することが可能になるということなのです。


売上
大幅アップ

◎歩留まり改善が改善され、無駄が省かれ、生産性が上がりことで、お客様への供給が安定します。良いものを安定的に供給できるとお客様からの信頼も上がり、売上の大幅アップにつながっていくのです。良いものを安定的に供給することが可能になるよう改善すること、それが自動化の導入なのです。

◎全数検査することでの品質に対する信頼性アップにより、他社製品との差別化でお客様からの購入希望も増えるはずです。良いものを安定的に供給し、お客様に喜んでいただき、売上を伸ばすことが可能になるのです。

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