トレーサビリティ

トレーサビリティとは、トレース(Trace:追跡)とアビリティ(Ability:能力)を組み合わせた造語で、追跡可能性という意味です。不具合や問題などが発生したときに、原因を追求する際、部品などの素性がどこまでたどれるかという追跡可能性を意味します。
市場で不具合が発生した際には、製品に紐づけされた製作当時の様々な記録や情報をたどることにより不具合の原因を究明し、その原因を取り除き、再発防止を行います。ときにはお客様に納入した製品の返品や取り替え、市場における在庫品の回収が必要になる事もあります。
このような不具合を起こさないために、生産管理を行い確実な製品を出荷することはもちろんですが、トレーサビリティ管理により、万が一不具合品を出荷してしまった際の原因究明、再発防止策の実行ができ、さらなる不具合品の流出防止が可能となります。
このように不測の事態に備え管理することが品質を保証する上で重要であり、お客様や市場に対して信頼性ある工場へとつながるのです。
当社では様々な検査や測定を実現することはもちろんですが、検査結果や測定結果をデータ管理し、確実なトレーサビリティ管理を実行するためのデータベース構築も含め、お手伝いさせていただいております。
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